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- 2024/5/25
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監修者プロフィール
「TikTokで音楽を使いたいけど著作権は大丈夫?」
「著作権に引っかからない方法が知りたい」
「著作権を侵害したらどうなる?」
この記事に辿り着いたということは、上記のようなお悩みを抱えているのではないでしょうか。
TikTokでは投稿動画に音楽をつけることができます。
しかし、TikTokで著作権の問題がなく使用できる音楽は決まっているため、使用許可が出ていない音楽を選ぶと著作権侵害にあたる可能性があります。
TikTokでは好きな音楽を何でも使用していいわけではないことを知っておきましょう。
当記事では、TikTokで著作権に引っかからない方法や著作権フリー音源の見分け方や、著作権を侵害した場合にどのようなことが起こるのかについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
TikTokで使用する音楽は、著作権を侵害しない楽曲を選択しなくてはなりません。
本来、SNS等で投稿動画に他社の楽曲を使用する場合、著作権を持っている楽曲制作者に使用の許可を取る必要があります。
しかし、TikTokが音楽の著作権を管理する企業と「包括契約」を結び、TikTok側が企業に音楽使用料を支払うことによって、ユーザーが音楽を使用しても料金が発生しない仕組みになっているのです。
出典元:JASRAC
TikTokは音楽の著作権を管理するJASRACと包括契約を結んでいるため、JASRACが管理してる音楽を選択すれば、著作権に引っかかりません。
安全にTikTokアカウント運用をしたい方は、JASRACが管理している音源を選ぶようにしましょう。
出典元:エイベックス
2018年10月に、TikTokとエイベックスは包括的楽曲ライセンス提携を開始しました。
包括契約を結んだことによって、エイベックスが原盤権を持つ、浜崎あゆみやAAAなどのアーティストの楽曲をTikTokで使用できるようになっています。
TikTokでは昔の曲が再び流行する「リバイバルヒット」現象が起こっているため、エイベックスが原盤権を持つアーティストの昔の歌を知ってもらうこと、再びヒットすることが狙いです。
出典元:NexTone
TikTokはNexToneとライセンス契約を結んでおり、原盤を使用できるようになっています。
TikTokで楽曲が二次利用されることで、新たな収益を得ることと、音楽の二次利用を促す狙いです。
NexToneは約80万曲のコンテンツを保有しています。
出典元:ワーナーミュージック
TikTokは、ワーナーミュージックとライセンス契約を結びました。
ライセンス契約によって、ワーナーミュージックの楽曲やワーナーチャペルが管理している楽曲をTikTok上で使用できることになりました。
TikTokで著作権に引っかからない方法と、著作権フリーな音楽の見分け方を知っておけば、安心して動画に音楽をつけることができます。
TikTok公式の音楽であれば、著作権に引っかかることなく使用できます。
TikTok公式の音楽の見分け方を確認しておきましょう。
動画を投稿する際に「楽曲を選ぶ」の欄に入っている曲は、TikTok公式の音楽なので問題なく使用できます。
また、ビジネスアカウントを使用しているユーザーは動画投稿の際には「商用フリー」の音楽しか使えないため、著作権を侵害する心配がありません。
TikTok公式の音楽には利用ルールがあります。
基本的にはTikTok内での利用に限定されています。
TikTok公式音源は、TikTok内で利用する分には著作権の問題がないことを覚えておきましょう。
TikTokと包括契約をしている企業が管理する音楽であれば「弾いてみた」「歌ってみた」動画の制作が可能です。
演奏したり、歌唱したりしたい場合は、著作権の問題が発生しない包括契約を結んだ企業が管理する音楽を選択することをおすすめします。
自身が作成した完全オリジナル音源を使用するのであれば、著作権は自分自身のものになるため、著作権問題は一切ありません。
ただし、すでに著作権のある楽曲を一部編曲したり、替え歌にしたものはオリジナル音源にはならないため注意しましょう。
オリジナルの音源はTikTokにアップロードして、投稿動画につけることができます。
出典元:TikTok
TikTokでオリジナル音源を作る方法と使用する方法を確認していきましょう。
TikTokでは、15~60秒程度の短い動画がバズりやすい傾向にあります。
そのため、オリジナル音源は15~60秒程度で作成し、短い動画に使用することをおすすめします。
TikTokの動画編集について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
【関連記事】TikTokの動画編集のやり方や流行り動画作りのポイントは?無料・有料アプリ21選!
オリジナル音声動画は、一度だけ情報の編集が可能です。
オリジナル音源に曲名をつけましょう。
【オリジナル音源の情報編集方法】
TikTokで人気のインフルエンサーの多くが使用している楽曲や、バズっている人気動画に使用されている楽曲は、著作権侵害をしていない楽曲と言えます。
なぜなら、TikTok運営の目に留まるバズる動画の中に、著作権侵害をする動画があればTikTok運営から動画を削除されるためです。
バズっている動画が削除されていないことから、著作権侵害の問題がないことが分かります。
TikTokで流行っている楽曲や動画をリサーチして、同じ楽曲を使えば著作権問題が発生しません。
出典元:TikTok
TikTokで動画を編集すれば、TikTok内で使用可能な音源のみを選択可能です。
TikTok以外の動画編集アプリを使用する場合、TikTokでも利用可能な音源なのかどうかを確認しにくいという問題が生じます。
しかし、TikTokアプリ内で動画の編集を完了させれば、TikTok公式音源を選択できるため、著作権侵害問題は起こりません。
「TikTokで使用可能な音源かどうか分からない」「著作権フリなのか確認するのが面倒だ」「楽曲を使うのが怖い…」などという方は、楽曲を使わないという方法がおすすめです。
TikTokで投稿する動画は必ずしも音楽をつけなくてはならないわけではありません。
楽曲を使用しないという手法をとれば、著作権を侵害することは絶対にありえないため、知らず知らずのうちに著作権を侵害しないか心配という方は、楽曲をつけないようにするとよいでしょう。
著作権が難しい、考えるのが面倒という場合は、TikTok運用に特化した代理店に、TikTokアカウントの運営と管理を依頼することをおすすめします。
代理店に依頼することで下記のメリットが得られます。
TikTokのアカウント運用を代理店に依頼することを検討中の方は、TikTok運用代行について詳しく解説しているこちらの記事を読んでみてください。
【関連記事】TikTok運用代行・コンサルティング会社15選【費用相場も徹底解説】
TikTokに限らず、多くのSNSでは著作者に許可なく楽曲を使用すると、著作権侵害にあたります。
TikTokで著作権侵害にあたる事例を確認して、動画投稿の際に注意すべきポイントをおさえておきましょう。
TikTokで包括契約を結んでいるJASRAやエイベックス、NexTone、ワーナーミュージックが管理している音楽は、TikTok内で使用しても著作権侵害になりません。
しかし、包括契約を結んでいる企業が管理していない音楽の使用は、著作権侵害にあたる危険性があります。
TikTokと包括契約を結んでいる企業が管理している音楽でも「CD音源」をそのまま使用することは、著作権侵害にあたります。
CD音源などの録音された音源には「原盤権」という権利があり、CD音源を使用するときには、アーティストやレコード会社にも「著作隣接権」の許諾が必要です。
TikTokではCD音源をそのまま使用しないように注意しましょう。
参照元:著作隣接権/eGov法令検索
包括契約を結んでいる企業が管理する音楽であっても、CD音源を勝手に編曲したり、アレンジすることは、著作権法を侵害する行為です。
楽曲を編曲・アレンジするためには、著作権、翻案権、著作隣接権の許諾が必要になります。
CD音源の使用やアレンジは絶対に行わないようにしましょう。
参照元:著作権法/eGov法令検索
ミュージックビデオを使用すると著作権侵害となります。
「歌ってみた」動画では、ミュージックビデオを使用しているユーザーも見受けられますが、著作者に使用の許可を取っていない場合は著作権上の問題が発生するため、使用しないようにしましょう。
海外の楽曲はJASRACが管理していない楽曲があり、海外の楽曲の著作権は確認することが難しい場合があります。
海外の楽曲は、著作権侵害の恐れがあることを考慮して使用しない方がよいでしょう。
カラオケの音源の無断使用は、カラオケ音源制作者の権利を侵害するため、使用はできません。
カラオケでの「歌ってみた」動画やカラオケ内でのライブ配信は行わないようにしましょう。
投稿動画で、アニメやドラマ、映画の映った画面を故意に表示させる行為は、著作権侵害にあたります。
例えば、テレビ画面に映ったドラマと同じセリフを言う動画を撮影した場合、故意にドラマを撮影・投稿したと判断され、著作権侵害行為となるのです。
ただし、投稿動画の背後にテレビ画面が少し映り込んでしまったという場合は、著作権侵害にはあたりません。
アニメやドラマ、映画の一部を切り抜いた動画を投稿することも著作権違反となります。
音楽の使用だけでなく、映像の使用にも十分注意が必要です。
スポーツ観戦やゲーム実況は、権利者の許可なく行うことで著作権侵害にあたります。
ただし、ゲーム実況に関しては、それぞれのゲーム会社ごとにガイドラインがあり、既定の範囲内であれば許可なく動画配信が可能です。
ゲーム配信を行う場合は、ゲーム会社のガイドラインを確認しましょう。
ゲーム配信のやり方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
【関連記事】TikTokのライブ配信(ゲーム配信)のやり方や申請方法・条件は?できない場合の対処法も
TikTokの動画を他のSNSに転載することは、著作権侵害にあたるため、してはいけない行為です。
詳しく確認していきましょう。
TikTok内で投稿されたコンテンツを、TikTok以外のSNSや他のWebサービスなどで利用することは認められていません。
TikTok内で投稿したコンテンツを他のSNSに転載すると著作権侵害になります。
TikTokで使用を許可されている音楽は、TikTok上での使用に対してのみ許可がおりているためです。
TikTokには、あるユーザーがTikTokで投稿した写真・動画は、TikTok内であれば、他のユーザーが自由に使って問題ないという利用規約があります。
そのため、TikTok上に投稿されているコンテンツは、TikTok内であれば、別のユーザーが自由に利用できます。
出典元:Audiostock
TikTokがAudiostockから許諾を得た音源であれば、YouTubeなどの他SNSの使用も可能です。
Audiostockの音源は以下のルールで使用できます。
TikTokに投稿した動画が著作権を侵害してしまった場合、著作権侵害の申し立てをされたり、TikTokアカウントの凍結、該当動画の削除などをされます。
著作権侵害をしていないコンテンツが申し立てをされた場合の対処法も含めて確認していきましょう。
出典元:TikTok
TikTokで著作権侵害すると、TikTok上の「著作権侵害を報告」から「著作権侵害の申し立て」をされます。
著作権を侵害したとされるコンテンツに対して「著作権侵害はなく、投稿する権利がある」という場合は、異議申し立てフォームに記入しましょう。
TikTok運営側に異議が認められると、著作権侵害の申し立てが取り下げられます。
著作権侵害が認められると、著作権を侵害したコンテンツを配信したアカウントが凍結される可能性があります。
凍結されたアカウントでは動画投稿ができません。
著しい規約違反をしている場合は、アカウントを削除して新しく作成する必要があります。
著作権侵害した動画はTikTok運営側から強制削除される可能性があります。
TikTok運営側からペナルティを受けた場合は、コンテンツの作成時に著作権の問題がないかやTikTokのガイドラインに違反していないかを再度確認して慎重に動画投稿を行いましょう。
著作権侵害したアカウントは、TikTok運営側からシャドウバンされる可能性があります。
シャドウバンは通知されないため、気付かないうちに下記の問題が発生します。
シャドウバンの状態になっても、投稿はできるのでシャドウバンになっても気付かないままアカウント運用してしまう可能性があります。
TikTokアカウントのシャドウバンについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
【関連記事】TikTokのシャドウバンとは【対処法や予防策について徹底解説】
著作権侵害によって、著作権法に準じて罰則の対象になる可能性があります。
著作権法とは、著作物などに関する著作者等の権利を保護するための法律です。
著作権法の罰則の対象になると、個人の場合は10年以下の懲役もしくは1千円以下の罰金に処し、またはこれの両方を科する、法人の場合は3億円以下の罰金とされています。
参照元:著作権法/eGov法令検索
著作権者から「損害賠償」を請求される可能性があります。
故意または過失によって、他人の権利や法律上保護される利益を侵害した者に対して、生じた損害を賠償することができると法令で定められており、法令に従って著作権者から巨額な損害賠償請求される場合があるため注意が必要です。
参照元:民法/eGov法令検索
出典元:TikTok
TikTokで自身の投稿動画が著作権侵害された場合は、「著作権侵害を報告」をしましょう。
著作権侵害の報告に必要な入力事項は以下の通りです。
報告して数日後にTikTok運営側から返信が届き、著作権侵害コンテンツの削除などの対応があります。
TikTokに投稿されている動画は保存が可能です。
動画を保存しようとしてもできない場合や、音が出ないときの対処方法を確認しましょう。
動画が保存できない場合は、著作権の規制がかかっている可能性が考えられます。
著作権の問題で動画の保存ができない場合は、外部サイトやソフトを使用することで保存できますが、TikTok公式で推奨されている手段ではないため、リスクがあると知っておきましょう。
出典元:snaptik
著作権の規制がかかっている動画は保存しても音が出ません。
音声ありの状態で保存するためには「snaptik」というサイトを使用する必要があります。
動画の透かしも取り除くことができるため、TikTokの動画を保存する際に便利なサイトです。
TikTokの投稿動画に使用する音楽は、著作権を侵害しない楽曲を選択する必要があります。
万が一、著作権侵害してしまった場合はTikTokのアカウントの凍結・シャドウバンや著作者から損害賠償を請求される恐れがあるので、十分に注意が必要です。
TikTokの投稿動画に使用する音源は、TikTok公式音源を使用する、TikTokが包括契約を結んでいる企業が管理している音源を使用すれば著作権侵害のリスクがありません。
TikTokで動画を投稿する際は、事前に音源の著作権は問題がないかを確認しましょう。
弊社では、TikTok運用の相談に乗っていますので、お気軽に相談ください。
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