純広告
- 2024/2/9
- 2023/12/31
純広告の費用相場とは?事例も合わせてご紹介!
監修者プロフィール
「純広告って何だろう?」
「純広告をスタートするにはどうしたらいいのだろう?」
この記事を読んでいるということは上記のようなお悩みを持っているのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、純広告についてすべてを解説していきますので、記事のどこかでお悩みをきっと解決してくれるかと思います!
INDEX
純広告とは、メディアや紙面の広告枠と言われる部分を買い取って掲載する広告のことです。
具体的には、下の画像のようなYahoo!の大型ディスプレイがあります。
特徴としては、契約期間中は確実に掲載されるというものがあります。
対義語としては、運用型広告が挙げられます。
リスティング広告と言われる、Google広告やGDN、YDNなどの運用型広告は、掲載しているメディア側の都合で掲載を途中で止められる可能性もあります。
参考記事:リスティング広告とは?メリット・デメリットも詳しく解説!
下の動画でも純広告について詳しく解説していますので、参考にしてみてください!
純広告にはいくつかの種類があります。
それぞれについて詳しく解説していきたいと思います!
マイページジャック広告とは、先ほどのYahoo!のようなあるメディアの目立つ部分に大きな占有率を占める広告のことです。
マイページジャック広告やリッチ広告の特徴としては、とても目立つものが多いという点です。
大型のポータルサイトなどが行っていることが多く、動きをつけたりもするので、かなりユーザーの印象に残ります。
ただし、予算が大きいものが多いため、規模の小さい会社では取り組みづらい広告手法であるとも言えます。
バナー広告とは、記事の下や横、上などに掲載する広告のことです。
マイページジャック広告に比べ、占有率が低いものがバナー広告と呼ばれるものが多いです。
占有率が小さいことや、他の会社の広告も並べて掲載されることが多いため、マイページジャック広告・リッチ広告に比べ料金が安いことがあります。
また、バナーのデザインでクリック率が変わることが多く、多くのPDCAを繰り返していく必要があります。
例えば、商品の安さを打ち出すのか、商品のメリットを打ち出すのか、などの部分になってきます。
ただし、クリック率を上げるために商品と関連のない訴求をバナーで行ったりしてしまうと、最終的な購入やお問い合わせに繋がらなくなる場合があるので、多角的な視点で把握する必要があります。
記事広告やタイアップ広告とは、記事メディアの中に混ざっている商品やサービスの行う広告のことです。
具体的には、NewsPicksやYahoo!ニュースなどが分かりやすいかと思います。ネイティブ広告の一種と言えます。
上記の画像のように、他の広告ではない記事の中に混ざっていることが多く、ユーザーに広告感を与えずに読んでもらうことが可能です。
広告に対しての拒否反応のようなものがなく、商品について詳しく訴求することが出来るので、ユーザーにサービスについて詳しく知ってもらうことが可能となります。
そうすると、購入率を上げるだけでなく、口コミの拡散を発生したりといった影響もあります。
記事広告については、記事広告とは?メリット・デメリットまで詳しく解説!の中で詳しく解説しています。
関連記事①:記事(タイアップ)広告とは?効果・事例・相場も合わせてご紹介!
関連記事②:ネイティブ広告とは?概要から活用方法について詳しく解説!
テキスト広告とは、メディアの中でリンクテキストの形で掲載する広告のことです。
テキストリンクの形で掲載するため、目立ちにくく成果の数はあまり見込めない傾向がありますが、その分価格も安く、費用対効果は高いものが多いです。
最近では、あまりテキスト広告での純広告を取り扱っているものは少なくなってきています。
YouTubeなどに、掲載される動画形式の広告のことです。
HPなどに飛ばす広告ではないため、購入に直接繋げるというよりは、認知度向上やブランディングに特化している広告と言えます。
また、近いものでYouTubeの途中で再生される動画の広告もあるが、あれは純広告ではありません。
何故なら、動画の途中で再生される動画広告は、運用型広告の為、YouTube側の都合で止められてしまう可能性もあるからです。
メール広告とは、メールで配信する広告です。
メルマガを行っている業者などに依頼することが多いです。
また、メルマガ読者はファンであるため、メルマガに勧められると、購入しやすい傾向があります。
そのため、比較的効果の出やすい広告であると言えます!
純広告における代表的な例として、テレビ広告があります。
テレビ広告とは、テレビ番組の間に流れるCMを配信する権利を購入する広告形態です。
基本的には大手の広告代理店である、博報堂や電通などを通して配信を行うことが必要となります。
また、予算も最低でも何百万円という単位でかかり、ボリュームゾーンとしては、何千万円とかかってくるので、小~中規模の事業者ではなかなか手を出しづらいという特徴があります。
ただし、最近になって、印刷会社として有名な「ラクスル」が運用型のテレビ広告「ノバセル」を提供しています。
テレビ広告を実際に配信する前に、Web広告でクリエイティブのテストを行い、テレビ広告配信後も、Googleアナリティクスを活用し、分析を行うことで非常に費用対効果の高いテレビ広告を配信することが出来ます。
ノバセルについては、下記の関連記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください!
関連記事:運用型テレビ広告「ノバセル」とは?テレビCMを効果測定⁈
純広告には様々な契約形態があります。
契約形態で変わってくるのは、主に課金方式の部分です。
1つ目は、期間保証タイプです。
名前の通り、契約の期間を保証する契約形態となっています。
インプレッション保証やクリック保証はされません。
ただし、冒頭で紹介したようなYahoo!のTOPページなどの場合は、PV数も相当あるため、媒体によって効果が大きく変動する契約形態であると言えます。
2つ目は、インプレッション保証タイプです。
こちらは、ユーザーに対して何回表示されたかを保証する契約形態であると言えます。
インプレッションが限られた中で、どれだけクリックを獲得できるかが重要であるといえるため、バナーのデザインがかなり重要になります。
インプレッション課金タイプは、ユーザーに表示される度に料金が発生する契約形態です。
インプレッション保証タイプと同様に、どれだけクリックが獲得出来たが重要になる広告であるため、バナーのデザインが重要です。
また、インプレッション保証タイプに比べ、インプレッション課金が高くなることが多いです。
4つ目のクリック保証タイプは、2つ目で紹介したインプレッション保証タイプに似た形で、クリック数を保証する契約形態です。
この場合の契約形態においては、流入するユーザーの質が重要です。
つまり、どれだけ購入やお問い合わせに繋がるユーザーを獲得できるかが重要になってきます。
そのため、クリエイティブと遷移先のHPやLPとの訴求内容の統一が大切になってきます!
何故なら、クリエイティブと遷移先のHPやLPとの間に乖離があると、ユーザーの離脱に繋がってしまうからです。
5つ目のクリック課金タイプについては、クリックの度に課金が発生するタイプです。
そのため、クリック保証と同じように、流入するユーザーの質を意識する必要があります。
クリック保証タイプに比べ、クリック単価は高くなることが多いです。
成果報酬タイプは、お問い合わせや購入のタイミングで課金が発生するタイプの契約形態です。
基本的にリスクがないため、安心して依頼できる形態であると言えます。
ただし、その分単価は高くなる傾向があります。
メール広告で多く採用される形態です。
メルマガにおける配信数の分だけ、課金が発生します。
こちらの配信手法に関しては、メルマガ内でクリックやお問い合わせなどが稼げることが重要になってきます。
そのため、メールの文章の調整や、メルマガ会員が自社サービスとあっているかなどが重要なってきます。
純広告には4つのメリットがあります。
それぞれ、詳しく解説していきたいと思います。
純広告は、契約中は必ず掲載されます。
運用型広告のように、広告枠を借りる形ではなく、買い取る形であるため、メディア側の都合で掲載がストップされてしまうことがありません。
純広告では、専有面積が大きい広告やバナー広告が多いため、ユーザーの印象に残りやすいという特徴があります。
そのため、直接購入に繋がらなかったとしても、口コミに繋がったり、時間が空いての購入に繋がる可能性があります。
純広告を出稿することで、商品やサービスの窓口を増やすことが出来ます。
また、認知度を向上することで、新たなユーザーを獲得出来ることに繋がるため、売り上げの最大規模を広げることに繋がります、
純広告は基本的に、価格が高いことが多いです。
そのため、掲載をしている会社もある程度の規模があるところに限られるため、ユーザーが
「ある程度大きい企業なんだな」
という印象を受けやすく、結果的に信用向上に繋がります。
純広告にはもちろん、デメリットもあります。
それは、
ということになります。
それぞれについて詳しく解説していきたいと思います。
純広告については、最低でも20万円以上かかってくるものが多く、リスティング広告などのように1円~という形では始めることが出来ません、
そのため、低予算で始めたいと思っている会社に関しては、実施することが難しいです。
上記でも説明したように、大きなコストがかかるので、失敗したときのリスクは大きいです。
特に、期間保証方式のように、最初に一括で料金を支払ってしまうものに関しては、より失敗のリスクが高まります。
純広告の費用感については下の表のようになります。
マイページジャック広告 | 想定インプレッション数×0.5~1円/月 |
バナー広告 | 想定インプレッション数×1~2円 |
記事広告・タイアップ | 想定PV数×50~150円/記事 |
テキスト広告 | 想定インプレッション数×0.5~1円/月 |
動画広告 | 想定PV数×0.5~1円 |
メール広告 | メール配信数×10~20円/通 |
純広告の費用については、様々な要因で変化します。
主に下記の3つが挙げられるかと思います。
序盤でも解説したように、契約形態によって料金が変わります。
基本的には、リスクが小さくなるほど、単価は高くなる傾向があります。
先ほど挙げた例で行くと、
期間保証 < クリック・インプレッション保証 < クリック・インプレッション単価 < 成果保証
のような形です。
広告を掲載するWebメディアのブランド力が高いほど、つまり認知度が高いほど、料金が高くなっていきます。
何故なら、ブランド力のあるメディアに掲載することで、商材やサービスの信頼度が上がるという付加価値がつくためです。
Webメディアを使っているユーザーが高所得である方が、掲載料も高い傾向があります。
何故なら、高所得の方が成果が発生しやすく、成果の単価も高い傾向があるためです。
ただし、若者向けや学生向けといった商材やサービスでは、高所得層に向けても効果は薄いと考えられるため、慎重に検討することが必要です。
有名な純広告での事例をご紹介していきます!
一番、有名なのはYahoo!のTOPページと言えます!この純広告の出稿費用は、6600万円/週です。
Yahoo!のTOPページに関しては、175億PV/週があるため、インプレッション単価は0.0028円となり単価としては安くなっています。
ただし、ユーザーの属性が幅広いため、認知度向上やブランディングとして活用するのがおススメです。
Yahoo!の純広告「Yahoo!プレミアム広告」の詳細はこちら!
次に、多くの人が目にしたことがあるのではないかというYouTubeです。
この枠は「マストヘッド」と言われるもので、こちらの広告もHPやLPに飛べないため、認知度向上やブランディングの要素が強いです。
ただし、動画であるため、伝えられる情報量が多く、バナー広告よりは購入などの行動に繋がりやすいと考えられます。
また、広告出稿には500~800円/日程度かかります。
3つ目はニュースピックスです。
ニュースピックスに関しては、純広告だけでも多くの広告メニューあるが、基本的には記事広告がメインです!
NewsPicksの純広告は、広告と気づきづらいことと、ユーザーの属性が高所得な人に偏っているのが特徴です。
上記の画像のように、「sponsored」とマークがついてはいますが、すぐにはわかりづらいです。
また、基本的に情報収集として使われるアプリですので、高所得な人や情報感度の高い人に多く利用されています。
LINEは過去は純広告でしたが、最近では運用型広告として、「LINE広告」がリリースされました。
ただし、今でもいくつかの純広告が残っています。
それが、予約型広告とメッセージ配信機能です。
LINEの予約型広告では、以下の3つが存在します。
1日1社限定で、タイムライン面の初回訪問時に表示される広告商品。最大24時間の広告配信により、リーチの最大化を図ることができます
月に1回以上タイムラインの広告に接触している4,900万人のユーザーに対して優先的に広告を配信することができます。短期的な大規模プロモーションに最適。
リーチ&フリークエンシーとあわせて広告接触の有無でユーザーを分類抽出し、それぞれのユーザーに対してブランドリフト調査が実施できます。広告効果を把握し、その後のマーケティング活動に活かすことができます。
LINEでは、LINE公式アカウントに登録してもらったユーザーに対して、メッセージを配信できる機能があります。
月1000件までは、無料で利用できます。
それ以上の料金に関しては、以下のようになっています。
フリー | ライト | スタンダード | |
---|---|---|---|
月額プランの料金 | ¥0 | ¥5,500 | ¥16,500 |
無料メッセージ数 | 1,000 | 15,000 | 45,000 |
追加メッセージの料金(1通あたり) | 該当なし | ¥5 | ¥3 – |
純広告は他の運用が方広告とは様々な点で違いがあります。
そのため、下記のような点を主に注意しましょう!
純広告を紹介したように、予算が高いものが多いです。
そのため、まずは予算がどの程度出せるのかや、出稿したい媒体はどのくらいの費用が掛かるのかをきちんと確認しましょう。
純広告は安いののではないので、きちんと目的に合ったものを選ぶ必要があります。
認知度向上なのか、お問い合わせ獲得なのか、ターゲットはどんな人なのか。
目的をきちんと見極め、媒体を決定しましょう!
純広告は、様々なものがあり、予算もかなり大きいものとなります。
そのため、ターゲットをきちんと見極め、目的を明確にし、媒体を選びましょう。
また、バナーによって大きく費用対効果も変わるため、クリエイティブも入念に作りこみましょう。
規模の小さい予算で広告を出したいと考えている方は、純広告よりもまずは運用型広告を推奨します。
何故なら、1円からでも出稿できることや比較的お問い合わせ獲得などのCVに近い地点を目的として広告を配信出来るからです。
運用型広告についてわからない方などは、まずは弊社にご相談頂くか、他のリスティング広告に関する記事などをお読み頂くことをおすすめ致します。
参考記事:リスティング広告とは?メリット・デメリットも詳しく解説!
監修者プロフィール