Facebook広告のキャンペーンの目的はどうやって決めるの?

  • 更新日:2024/2/12
Facebook広告のキャンペーンの目的はどうやって決めるの?

監修者プロフィール

児島 和樹

児島 和樹

経歴
個人ではホームページ制作、SEO対策、広告運用という3つに対応できるスキルを持ち、Web集客に悩む方に対して包括的になコンサルティングを行う。
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「Facebook広告のキャンペーンの目的ってなに?」

「Facebook広告のキャンペーンの目的はどんな種類がある?」

「Facebook広告のキャンペーンの目的の決め方が分からない」

この記事を読んでいるということは、上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?

Facebook広告では、広告を作成する時にキャンペーンの目的を設定します。

しかし、Facebookのキャンペーンの目的は数多く準備されており、どの目的を選んでいいかの判断が難しくなります。

この記事では、各キャンペーンの目的についてまとめております。

この記事を参考にして、自分に合ったキャンペーンの目的を探してみましょう。

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関連記事:Facebook広告とは?【特徴から運用法までこの記事だけで理解できます】

Facebook広告のキャンペーンの目的とは?

Facebook広告のキャンペーンの目的とは?

Facebookのキャンペーンの項目の目的は大きく分けると3つにカテゴリー分類できます。

  1. 認知
  2. 検討
  3. コンバージョン

Facebook広告のキャンペーンの目的を決める前に、まずはこの3つの大きいカテゴリーを理解する必要があります。

商品を購入してもらいたいという目的を例に説明します。

認知【Facebook広告のキャンペーンの大カテゴリー】

認知とは、商品や会社の認知を上げるための目的です。

認知の目的は、商品を購入してもらう事ではありません。

商品を購入してもらうのは、最終的なゴールではありますが、まずはその商品や会社について知ってもらう必要があります。

人が商品を買う時には、必ず認知をして検討して行動をするというプロセスがあります。

商品の画像の広告が急に出てきて、「ここから購入できます!」と言っても誰も買わないでしょう。

皆さんも商品を買う時は、広告やメディアなので、魅力的な商品を知ることから始まると思います。

そしてどんどんその商品が気になり、最後に購入をするというプロセスを通ってきているはずです。

認知はこのプロセスのはじめの段階です。

検討【Facebook広告のキャンペーンの大カテゴリー】

検討は、認知をした後に、その商品を購入しようか検討している段階へのアプローチです。

商品を認知してすぐ買うのでなく、本当にこの商品でいいのか?他社の商品の方が優れていないか?という方にアプローチをします。

検討というのは、すでにその商品を知っているユーザーに対して行うアプローチと言えます。

コンバージョン【Facebook広告のキャンペーンの大カテゴリー】

コンバージョンとは、行動の事であり、商品で言えば商品を購入するという事です。

商品を購入しようか迷っている、いわゆる見込み客に対して行うアプローチ見がこのコンバージョンになります。

Facebook広告のキャンペーンの目的を設定する重要性について

Facebook広告を出稿する際は、まずキャンペーンの目的を設定することが最も重要です。

Facebook広告は特定の目的に合うように、下記の項目が設定されています。

  • 最適化の種類
  • 使用できる広告フォーマット
  • 広告が配信される配置

自社の目標と異なるキャンペーンの目的を設定してしまった場合、ターゲットに広告を届けることができません。

自社が行いたいFacebook広告運用を無駄なく効率的に行うために、適切なキャンペーンの目的を設定することが広告のパフォーマンスに大きく影響を及ぼすのです。

目標に合わせた6種類の目的

目標に合わせた6種類の目的

Facebook広告のキャンペーンの項目の目的は大きく分けると【認知】【検討】【行動】の3つのカテゴリーに分けられますが、さらに目標に合わせた6種類の目的があります。

  • 認知
  • トラフィック
  • エンゲージメント
  • リード
  • アプリの宣伝
  • 売上

6種類の目的を詳しく見ていきましょう。

認知

認知は、「自社のことを知ってもらいたい」「商品やサービスの認知度を上げたい」といった目的がある場合に適しています。

認知の目標としては、下記の項目が挙げられます。

  • リーチ
  • ブランド・商品・サービスの認知度アップ
  • 動画の再生数アップ
  • 自社の店舗所在地の認知度アップ

リーチ数を増やしたい場合や、まだ自社のブランドや商品・サービスの認知度が足りていない場合に活用していきましょう。

認知が適している具体的なケースは下記のような目的がある場合です。

  • 商品やサービスの存在・特徴・内容を知ってもらいたい
  • 自社の認知度・イメージをアップさせたい
  • まだ認知されていない新商品やサービス発表、リリースを広く知らせたい
  • まだ接触していない新たなターゲットオーディエンスを獲得したい

これから発表する新商品やサービスについて認知度を上げる目的での活用も効果的です。

また、新たなターゲットオーディエンスへのアプローチもできるので、顧客数アップも期待できます。

トラフィック

トラフィックは、ウェブサイトやアプリのページなど、特定のページに誘導してアクセス数を増やしたいときに適しています。

トラフィックの目標は、下記の項目が挙げられます。

  • リンクのクリック数増加
  • ランディングページビュー数増加
  • MessengerとWhatsAppの利用
  • 通話

ウェブサイトのリンクやランディングページの来客数を増やしたい場合や、アプリをダウンロードしてもらいたいときに活用しましょう。

トラフィックが適している具体的なケースは下記のような目的がある場合です。

  • リンク先に誘導したい
  • 自社サイトのPV数を上げたい
  • アプリのダウンロード数を増やしたい
  • サイトに誘導して自社をよく知ってもらいたい

リンク先の自社サイトやアプリのページのビュー数が増えることで、自社に興味を持ってもらうことができ、アプリのダウンロードに繋がる効果が期待できます。

エンゲージメント

エンゲージメントは、コメントや「いいね!」をしてもらうなど、ユーザーに反応をしてもらいたい場合に適しています。

エンゲージメントの目標は、下記の項目が挙げられます。

  • MessengerとWhatsApp、Instagram Directの利用
  • 動画の再生数をアップさせたい
  • 投稿のエンゲージメントを向上させたい
  • コンバージョンを獲得したい

投稿に対して好意的な反応を示してくれるユーザーは、見込み客と判断できます。

エンゲージメントが適している具体的なケースは下記のような目的がある場合です。

  • Facebookページやイベントを宣伝したい
  • 投稿を多くのユーザーに届けたい
  • 投稿のエンゲージメントを増やしたい
  • 動画の再生回数を上げたい
  • メッセンジャーやDMでメッセージを送ってもらいたい

ユーザーが投稿や動画に興味を持ってくれれば、フォローしてもらえたり、シェアして拡散してもらえる可能性があり、見込み客を増やす効果が期待できます。

リード

リードは、見込み客を獲得したい際に適しています。

リードの目的は、以下の項目が挙げられます。

  • フォームにある質問に回答を記入してもらいたい
  • 自社に電話をかけてもらいたい
  • メッセンジャーやDMで質問を送ってもらいたい

フォームに名前やメールアドレスなどを入力してもらうことで、見込み客の情報を得ることができます。

リードが適している具体的なケースは下記のような目的がある場合です。

  • インスタントフォームの利用
  • Messengerの利用
  • コンバージョンの獲得
  • 通話

見込み客の情報を集めることで、自社のサービスに興味を持っているユーザーを知ることができ、効果的にアプローチできます。

アプリの宣伝

アプリの宣伝は、自社のアプリをインストールしてもらいたいときに適しています。

アプリの宣伝の目標は、下記の項目が挙げられます。

  • アプリのインストール数を増やしたい
  • アプリのイベントに参加してもらいたい

アプリのダウンロードページに誘導してアプリのインストールをしてもらいます。

アプリの宣伝が適している具体的なケースは下記のような目的がある場合です。

  • アプリをインストールしてもらいたい
  • アプリを継続的に利用してもらいたい

アプリをインストールしてもらったら、アプリ内のイベントに参加してもらうなど、継続的に利用してもらえるようにアプローチしていきましょう。

売上

売上は、自社の商品の購入やサービスの利用をしてもらいたいときに適しています。

売上の目標は、下記の項目が挙げられます。

  • 商品やサービスを購入してもらいたい
  • コンバージョンを獲得したい
  • 商品・サービスのカタログを販売してもらいたい
  • 購入意欲のあるユーザーにだけ広告を配信したい
  • 問い合わせ数を増やしたい
  • MessengerとWhatsAppを利用してもらいたい

商品の購入やサービスの利用をしてもらうためには、自社の商品・サービスに興味関心があり、購入意欲があるユーザーに広告を届ける必要があります。

売上が適している具体的なケースは下記のような目的がある場合です。

  • 直接売上に繋がるユーザーに広告を配信したい
  • 商品・サービスを購入する可能性が高いユーザーを獲得したい

リターゲティング機能を活用して、一度サイトを訪れたことのあるユーザーに再度アプローチすることも可能です。

Facebook広告のキャンペーンの目的を変更したい場合

Facebook広告のキャンペーンの目的を変更したい場合

Facebook広告のキャンペーンの目的を変更したい場合、現状のキャンペーンの目的を途中で変更することはできません。

Facebook広告のキャンペーンの目的を変更したい場合、新規でキャンペーンを作る必要があることを覚えておきましょう。

しかし、最初からキャンペーンを設定し直して、文章を作成すると時間がかかってしまうため、スムーズに新規キャンペーンを作る場合は、キャンペーンの複製がおすすめです。

【Facebook広告のキャンペーンの複製の手順】

1.広告マネージャを開いて、広告セットから複製を選択する。

1.広告マネージャを開いて、広告セットから複製を選択する。

参照元:Facebook広告

2.新規キャンペーンを選択して、新しい目的に変更する。

2.新規キャンペーンを選択して、新しい目的に変更する。

参照元:Facebook広告

新規のキャンペーンが作成できたら、古いキャンペーンの配信を中止しましょう。

Facebook広告キャンペーンの目的の決める際の注意点

Facebook広告キャンペーンの目的の決める際の注意点

Facebook広告でキャンペーンの目的を決める際に注意点について説明します。

コンバージョンまでのユーザーの行動を意識する

広告キャンペーンの運用を始めるには、キャンペーンの目的を明確にしましょう。

サイトへの集客なのか、商品を販売したいのかを明確にするという事です。

冒頭にも触れたように、Facebookでは、

  • 認知
  • 検討
  • コンバージョン(購入・アクション)

の3つのカテゴリーに目的が分かれています。

認知→検討→コンバージョンの、ユーザーが行動するまでのこのプロセスの基本の流れを意識して下さい。

商品の価格によっても、行動までのプロセスの時間に大きい変化があるという事も理解しましょう。

例えば、アプリのインストールが目的だった場合、認知から行動までは一つの広告内で完結するでしょう。

無料のアプリなどであれば、とりあえずインストールしようとなりやすいためです。

それでは、商品の価格が10万円以上する商品を販売したい場合はどうでしょうか?

これに関しては、1つの広告で購入まで持って行くのは、難しいでしょう。

まずは、商品の認知をして、見込み客を集めようとする方が良いかもしれません。

商品や目的によって全く違ってくることですので、これが正解という訳ではありません。

重要なのは、目的を明確にして、ユーザーのコンバージョンまでの流れを意識して広告を配信していくという事です。

オーディエンスを正しく設定する

どんな目的で広告を配信するかも大事ですが、どんな相手に広告を配信するかももちろん重要です。

目的が決まったらどんなユーザーに広告を配信するかを決めていきます。

Facebook広告では、詳細なターゲティングが可能ですが、始めは、少し広めのターゲットに広告を配信する事をおすすめします。

そして、広告を配信していく中で、コンバージョンが見込めるユーザーに後から絞っていけばいいのです。

オーディエンス設定に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

関連記事:Facebook広告のコアオーディエンスの設定方法

テストと分析を行い、継続的に改善する

Facebook広告は配信をするのがゴールではありません。

広告を配信して結果を分析し改善していくことが重要です。

キャンペーンの目的や広告の種類、オーディエンスの設定など、Facebook広告では細かい設定がありますが、それぞれの配信方法を試してテストする事も重要です。

Facebook広告では、さまざまな配信方法でテストができるA/Bテストという機能がありますので、こちらでさまざまな配信方法を試してみて自分に合ったものを見つけましょう。

明確な目標を持ってキャンペーンの目的を決める

認知・トラフィック・エンゲージメント・リード・アプリの宣伝・売上の6種類の目的から、自社の目標に合ったキャンペーンの目的を決めましょう。

目標は具体的にしておくことが重要です。

例えば、アプリをインストールしたユーザーがアプリのイベントに参加して継続的にアプリを利用してほしい場合で考えてみましょう。

この場合、最終目標がアプリをインストールし、継続的に利用してもらうことです。

しかし、アプリの認知度が低い場合、ユーザーはまずインストールするという行動に移すことすらできません。

現状どのくらいの認知度があるのかを把握すれば、最終目標の前にアプリを認知してもらうことが必要であると判断できます。

現状把握と目標を明確にして、効果のあるキャンペーンの目的を選択しましょう。

ただし、キャンペーンの目的は途中で変更することができないため注意が必要です。

目標が変わり、キャンペーンの目的を変更したい場合は、新規でキャンペーンを作成しなくてはならないことを知っておきましょう。

まとめ

Facebook広告のキャンペーンの目的について紹介させて頂きました。

Facebook広告では、キャンペーンの目的が多く、初めて運用される方は、非常に悩まれるかと思います。

弊社では、無料でFacebook広告運用の相談に乗っていますので、お気軽に相談して下さい。

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児島 和樹

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