リスティング広告
- 2024/2/9
- 2023/12/22
【劇的改善】リスティング広告の品質スコアとは?改善方...
監修者プロフィール
「レスポンシブ検索広告とは?」
「レスポンシブ検索広告ってどんな効果があるの?」
「レスポンシブ検索広告を使いたい!」
この記事を読んでいるという方は、上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?
今回は、リスティング広告におけるレスポンシブ検索広告について解説したいと思います。
関連記事:リスティング広告とは?メリット・デメリットも詳しく解説!
INDEX
レスポンシブ検索広告とは、あらかじめ見出しや説明文を設定しておくことで、AIが自動で最適な見出しや説明文を表示してくれる機能です。
自動入札機能がどんどん進化していく中で、設定が必須の広告となっています。
最適な設定方法としては、拡張テキスト広告を2つ、レスポンシブ検索広告を1つ設定することです。
検索連動型広告では、レスポンシブ検索広告と拡張テキスト広告というものが一般的です。
拡張テキスト広告との主な違いとしては、下記のようなものがあります。
レスポンシブ検索広告では、デバイスの幅に適応した柔軟な広告が作成されるため、広いスペースを有効に使って見込み顧客にメッセージを伝えることが出来ます。
最大で見出しを15個、説明文を4個登録できるため、様々なユーザーのニーズに合わせた配信が可能です。
検索したユーザーに連動して、最も効果の高い見出しや広告文の組み合わせで配信されます。
そのため、わざわざ多くの組み合わせを自分で設定して検証する必要がなくなるため、手間が省けます。
さらに、見出しや広告文ごとの効果の度合いを確認することが可能なため、テストを繰り返すことが容易となっています。
レスポンシブ検索広告では、オークションでの競争力が強まり、表示回数や掲載順位の向上が見込めます。
そのため、従来の拡張テキスト広告で獲得出来ていなかったクリックやコンバージョンが獲得できるようになります。
レスポンシブ検索広告には多くのメリットがある半面、デメリットもあります。
デメリットについても正しく理解し、レスポンシブ検索広告を効果的に使えるようにしましょう。
レスポンシブ検索広告の特徴である、アセットの組み合わせが自動で作られるということにより、広告主が意図していない広告文が表示される場合があります。
アセットは順不同で組み合わされるため、どの組み合わせになっても伝えたい情報が正しく伝わる広告文にならなくてはなりません。
意図していない広告文が表示されないようにするためには、アセットが単独でも組み合わされても意味を持つ内容にすることが大切です。
また、文言を変えているけれども同じ意味合いのアセットが複数ある場合、組み合わせによって意味合いが同じ広告文が表示されてしまう恐れがあるため注意しましょう。
アセットの文言は、コピーしたり、意味合いが同じ文言にならないように気を付ける必要があります。
例えば「会員登録で送料無料。新規登録で送料0円。」や「8月末まで最大50%オフ。8月31日までMAX半額引き」など、同じ意味合いの広告文が続いてしまうため、他の情報を伝えられずもったいない広告となってしまうため注意しましょう。
アセットの組み合わせが自動で行われるため、組み合わせの固定がしにくいことがデメリットです。
広告文の組み合わせによっては、同じ意味合いの広告文が続くだけでなく、誤った情報の伝わり方が起きることもあるため、自動でどの組み合わせになっても誤解が起こらない広告文を考えなくてはなりません。
例えば、全国配送可能なご当地グルメ通販サイトで送料は一律1,000円で、期間限定で米の料金が半額のキャンペーンを行っている場合で考えてみましょう。
「全国配送可能。今だけ期間限定で半額。」という組み合わせができてしまうと、全国配送料が期間限定で半額なんだ」と誤認されてしまう恐れがあります。
どのような組み合わせになってもミスリードされない広告文作りを心がけることが重要です。
必ず表示させたいアセットがある場合は、「ピン留め」機能を使用することで固定できます。
ピン留めされたアセットは固定した位置で表示されるようになりますが、ピン留めすることによって、固定した位置に別のアセットは表示できなくなります。
アセットを固定してしまうことで、レスポンシブ検索広告のメリットである「デバイスの幅に適応した柔軟な広告配信」ができなくなるため、ピン留めはあまりしすぎないことをおすすめします。
アセットごとの組み合わせのデータが分からないため、アセットごとの成果の分析がしにくいことがデメリットです。
レスポンシブ検索広告でデータ管理可能な項目は、表示回数(インプレッション数)のみであり、クリック数・コンバージョン数などの詳細データの確認はできません。
どのアセットでどのような成果が出たかという具体的な結果が確認できないため、良い点や悪い点の詳細な分析ができないことを知っておきましょう。
レスポンシブ検索広告は、他の広告よりも審査に通りにくいというデメリットがあります。
なぜなら、レスポンシブ検索広告はたくさんの広告文を考案する必要があるため、広告文のテキストが被ってしまうことがあるためです。
見出しが類似していたり、特定のキーワードが複数使用されている場合に審査に落ちる可能性があることを知っておきましょう。
例えば「腰痛にはコルセット・コルセットで腰痛を改善」や「腰痛緩和・治したい腰痛にはこれ・腰痛を改善する」などが挙げられます。
広告文が類似したり、キーワードが重複しないようにすること、どのような組み合わせになっても情報が正しく伝わるような広告文を考えることが必要です。
種別 | 入稿可能数 | 文字数 |
---|---|---|
広告見出し | 3~15個 | 30文字以内 |
説明文 | 2~4個 | 90文字以内 |
表示URL※オプション | 0~2個 | 15文字以内 |
レスポンシブ検索広告では、入稿可能数がありますが、基本的には最大数まで入稿することをおすすめします。
何故なら、多くのパターンでテストを行うことが出来るためです。
多くのテストを行うことで、より最適な広告文を抽出できるだけでなく、「自動」というレスポンシブ検索広告の大きなメリットを享受出来ます。
レスポンシブ検索広告では、見出しの表示位置の固定も可能です。
例えば、ブランド名を見出しの1番目に固定することが可能です。
ただし、表示位置を固定することで表示パターンは大きく減ってしまいます。
そのため、最適化の機会損失にはなるため、Google側も固定しないことを推奨しています。
ブランディングや指名検索対策など、明確な理由がない限りは固定を利用しないほうがよいでしょう。
利用方法については、下の設定方法で解説しています。
レスポンシブ検索広告の説明文は、広告文の見出しの下に表示されます。
レスポンシブ検索広告の説明文は、Google広告・Yahoo!広告のどちらも文字数は半角90文字(全角45文字)以内となっています。
「説明文を追加」を選択して入力欄を増やせば、最大4個まで説明文の登録が可能です。
1つの広告に対して、最大2個まで説明文が表示されます。
最大15個の見出しと4個の説明文を登録することで、その中から検索語句と関連性の高い見出しと説明文が自動で組み合わされて配信されます。
複数の見出しとキーワードを登録した際に、最適な組み合わせで広告配信されるため、様々なユーザーのニーズに対応可能です。
見出しと説明文がユーザーのニーズに合っていれば、検索語句の一致率が高くなり、広告の品質が上がります。
レスポンシブ検索広告を配信した後は、配信したままにしておくのではなく、広告と検索語句の一致率を確認しましょう。
検索語句と関連性の高い見出し・説明文になっていない場合は、ターゲット層の検索語句を参考にした改善が必要です。
広告の成果を高めるために、Googleは「独自性がある見出しを5つ以上作成すること」を推奨していました。(2023年8月現在は記載が無くなっています。)
記載はなくなっていますが、独自性がある見出しを複数作成することで、組み合わせのパターンが多いほど多くの広告を配信できるため、見出しに同じキーワードを使いすぎたり、内容が類似しないように気を付けましょう。
自社の商材の特徴を5つ以上上げて見出しを作成すれば良いということではありません。
自社の顧客となるユーザーの全体像を把握して、ユーザーをセグメント分けし、それぞれの属性のユーザーのニーズに合った見出し作りが必要です。
例えば商材を「姿勢を矯正するコルセット」として考えてみましょう。
以下が考えられる顧客のデータです。
属性 | 内容 |
性別 | ・男性 ・女性 |
目的 | ・姿勢を治したい ・腰痛を改善したい ・スタイルアップしたい ・痩せたい |
年齢 | ・20代 ・30代 ・40代 ・50代 ・60代 |
まずは顧客となるであろうユーザーの全体像を見ていきましょう。
自社の顧客として考えられるユーザーのデータを整理できたら、成果に繋がらないと考えられるセグメントはターゲットから除外します。
「姿勢を矯正するコルセット」は姿勢を正したいと考えるユーザー、腰痛に悩むユーザーに適した商材です。
先述した顧客データでは、「痩せたい20代の女性」はターゲットから外れると考えられます。
ターゲットの母数が少なくなりすぎないように注意しつつ、成果に繋がらないユーザーの見極めを行いましょう。
ターゲットが決まったら、ニーズに合ったテキストを広告文に入れていきます。
ニーズとは、ターゲットが抱える不安や悩みを解決するものです。
商材のターゲットである「姿勢を正したいユーザー」を例に考えていきましょう。
まず、姿勢を正したいと考えているユーザーの悩みや不安は以下の内容が考えられます。
ユーザーのニーズを考えて広告文を考えていきましょう。
ニーズ(ユーザーの不安や悩み) | 広告文 |
コルセットは苦しくて着け心地が悪そう | 通気性の良いストレッチ素材で伸縮します |
買ってみたものの、自分に合わなかったらどうしよう | 30日間返品無料でしっかりお試しいただけます |
ターゲットを明確にすることで、ニーズが見えてきます。
ニーズを満たす広告文はターゲットにダイレクトに届くメッセージとなるため、ユーザーのセグメント分けは極めて重要なポイントです。
レスポンシブ検索広告の管理画面では、5段階の「広告の有効性」が確認できます。
広告の有効性は「未完了」「低い」「平均的」「高い」「非常に高い」の5段階で評価されるものです。
「高い」または「非常に高い」と評価されるように目指しましょう。
Googleでは『レスポンシブ検索広告の有効性を「低い」から「非常に高い」に改善すると、クリック数とコンバージョン数が平均で約 12% 増加する可能性があります』と説明があります。
広告の有効性が直接的に配信要件に関係するわけではありませんが、有効性の評価を活用し、広告を改善してパフォーマンスを向上させましょう。
レスポンシブ検索広告の設定方法はそこまで面倒ではありません。
以下の内容を参考にして、実装してみてください!
Google広告の管理画面を開き「+」ボタンを選択する
出典元:Google広告
出典元:Google広告
出典元:Google広告
見出し1、見出し2、見出し3、説明文1、説明文2のどの位置に表示するかを指定できます。
キーワードの挿入機能を使って、広告の関連性を高めましょう。
キーワード挿入機能を使用すると、自動的に検索語句のキーワードの一部が広告に追加されます。
カウントダウン機能を活用すると、イベントが始まるまでの時間が分かります。
カウントダウン機能を使用して、セール開始までの日数や時間をリアルタイムで反映し、ユーザーにアピールしましょう。
Yahoo!広告のレスポンシブ検索広告の基本の設定方法を解説していきます。
以上でレスポンシブ検索広告の設定が完了します。
レスポンシブ検索広告では、いくつかの注意点があります。
レスポンシブ検索広告には、「広告の有効性」というものがあります。
この、広告の有効性はレスポンシブ検索広告が効果的に配信されるかどうかということを判断する指標です。
以下の4つの指標で自動で判断されます。
見出しや説明文を入力すれば下記のような形で、判断してくれるため、いろいろと入力してみて「優良」となるように設定しましょう。
レスポンシブ検索広告では、拡張テキスト広告も設定しておかないと、配信が出来ないため、拡張テキスト広告も設定しておくようにしましょう。
見出しや説明文に同じようなフレーズを含んでしまうと、広告の組み合わせを決定する機能が制限されてしまい、レスポンシブ検索広告の機能を効果的に活用することが出来なくなってしまいます。
レスポンシブ検索広告の成果測定については、「アセットの詳細」を確認しましょう。
アセットの詳細を確認することで、より表示されている広告が分かります。
表示がされていない、広告に関してはテキストの見直しを行いましょう。
今回は、レスポンシブ検索広告について紹介させて頂きました。
レスポンシブ検索広告は自動入札機能を効果的に活用していく中で、非常に便利なツールです。
まだ、使ってなかったという方はすぐにでも実装しましょう。
リスティング広告などのWeb集客に関する相談も受け付けておりますので、そちらもご利用ください。
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