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- 2024/2/9
- 2024/1/13
TikTokでバズる面白い企業の成功事例とポイントを...
監修者プロフィール
最近勢いのあるSNSといえば、TikTokを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
特に若い世代をターゲット層とした商品・サービスを展開している企業にとって、TikTokのインフルエンサーの活用を考えている人は多いはず。
今回の記事では「TikTokインフルエンサーの種類」「インフルエンサーに依頼するメリット&デメリット」「依頼方法と流れ」「費用相場や成功事例」についてお伝えしていきます。
INDEX
TikTokのインフルエンサーマーケティングとは、自社の商品・サービスを、TikTok上でインフルエンサーにPRしてもらう方法です。
その勢いは凄まじく、2021年の市場規模は425億円でしたが、2025年には720億円以上になるのではないかと予測されています。
SNSの隆盛によって影響力のある個人(=インフルエンサー)が増えており、特に10〜20代といった若者へのアプローチ方法として有効です。
まず、TikTokインフルエンサーの種類や訴求効果について、確認していきましょう。
TikTokインフルエンサーには、全部で5つの種類があります。
各種類の「特徴」や「フォロワー数」は、以下の通りです。
分類 | 特徴 | フォロワー数 |
---|---|---|
メガインフルエンサー | ・有名人(芸能人やモデルなど)が多い ・宣伝効果が非常に高く、爆発的な広がりが期待できる |
100万人以上 |
ミドルインフルエンサー | ・SNS上での認知度が高い ・美容、アパレル、料理など、特定の業界で働いている人が多い |
10万人〜100万人未満 |
マイクロインフルエンサー | ・自分が得意とする特定分野について投稿する人 ・学生や社会人など、一般の方も多い |
1万人〜10万人未満 |
ナノインフルエンサー | ・共通の趣味で繋がっている人が多い ・自社商品・サービスとジャンルが合っていれば、高い効果が期待できる |
1,000人〜1万人未満 |
ライトインフルエンサー | ・ユーザーとの距離感が近い ・身近に感じてもらえるので、信頼感も高い |
1,000人以下 |
インフルエンサーマーケティングの効果を最大にするためには、どのインフルエンサーに依頼するかが重要になってきます。
それぞれのインフルエンサーに期待できる効果を紹介します。
自社商品・サービスとの相性を確認し、どのインフルエンサーに依頼するべきか検討していきましょう。
100万人以上のフォロワーを持っているのが、メガインフルエンサーです。
芸能人やモデルなどの著名人であることが多いので、爆発的な認知度UPが期待できるでしょう。
また、実際に購入まで繋がる確率も他のインフルエンサーと比較して高い傾向にあります。
10万人〜100万人未満のフォロワーを持っているのが、ミドルインフルエンサーです。
メガインフルエンサーには劣るものの、認知度獲得や購入までの高い効果が期待できるでしょう。
1万人〜10万人未満のフォロワーを持っているのが、マイクロインフルエンサーです。
特定の分野に絞って発信している人が多いのです。
自社商品・サービスとマッチする人に依頼することで、狙ったユーザー層に効果的にアプローチできるかもしれません。
1,000人〜1万人未満のフォロワーを持っているのが、ナノインフルエンサーです。
ユーザーとは共通の趣味で繋がっているケースが多いので、自社商品・サービスとの親和性が高いと効果が期待できるでしょう。
1,000人以下のフォロワーを持っているのが、ライトインフルエンサーです。
手の届かない存在ではなく、ユーザーとの距離を身近に感じてもらえる存在です。
より信頼性の高いPRが期待できるでしょう。
各インフルエンサーの特徴や効果を知ることで、自社に合った層はどこなのか確認できたのではないでしょうか。
この章では、TikTokのインフルエンサーに依頼する3つのメリットを紹介します。
一般的な広告でも、一定の効果はもちろん期待できるでしょう。
しかし、ユーザーは広告であることを敏感に感じとります。
もし頻繁に出てきてしまう広告だと「しつこさ」を感じてしまい、最悪な場合、提供している商品・サービスに悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
一方、インフルエンサーを活用したTikTokによるPRであれば、自然な形で商品・サービスをアピールすることが可能です。
ユーザーが身近に感じているインフルエンサーから勧められることで、広告らしさを感じることなく、より高い反応が期待できます。
自社商品・サービスのPRを依頼するインフルエンサーですが、TikTokに投稿する段階で、既に自分自身でターゲティングの設定をしている場合がほとんどです。
よって、自社商品・サービスに合うTikTokerの選定をすることは、すなわち狙うべきターゲット層に対して効果的な宣伝が可能になるのと同じになります。
このように、インフルエンサーを通すことで、狙うべきターゲット層に効率的にアプローチできることがメリットと言えるでしょう。
先ほど紹介した5つの種類のインフルエンサーですが、数に違いはあれど、多くのフォロワーが既に存在しています。
そのフォロワーに向けて自社商品・サービスのPRをしてもらえるので、効果的な拡散力を期待できるでしょう。
仮に5万人のフォロワーを持っているマイクロインフルエンサーに依頼した場合、5万人にアプローチできることを意味します。
また、そこからさらに紹介される可能性が高く、フォロワー数以上の拡散力を期待できます。
この章では、インフルエンサーに商品・サービスのPRを依頼するデメリットを紹介します。
インフルエンサーに依頼することで、メリットで紹介したように拡散力に期待ができるので、認知度アップの期待は高まるでしょう。
しかし、それはあくまで一時的なもので、永続的に続くものではありません。
インフルエンサーからの投稿がストップしてしまえば、フォロワーの数だけではなく、売上も同様に減少してしまう可能性は否定できないでしょう。
インフルエンサーの活用は確かに効果的ですが、それだけに頼ったマーケティング施策をするのではなく、自社としてもフォロワーを飽きさせない投稿をし続ける必要があります。
インフルエンサーが商品・サービスのPR投稿を行う場合、企業から依頼された上で行っていることを明示しなくてはいけません。
もしその事実を伝えることなく宣伝を行った場合、動画を見たユーザーからステルスマーケティングを疑われてしまう可能性が出てくるでしょう。
それはすなわち、炎上リスクの高まりを意味します。
炎上してしまうと、自社商品・サービス、さらには企業イメージにまで悪い印象を与えてしまうので注意が必要です。
ここまでの内容で、「自社商品・サービスに合ったインフルエンサーの種類」「依頼することのメリット・デメリット」について理解できたのではないでしょうか。
その結果、もし依頼を決めた場合、その方法は主に3つあります。
依頼方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
DM | ・インフルエンサー本人に直接依頼できるので、コストを抑えることが可能 ・間に人や事務所を挟まないので、スムーズに交渉を進めることができる |
・インフルエンサーに承諾をもらえる営業力が必要 ・TikTokに関する知識やノウハウなどがないと、そもそも反応してもらえない可能性が高い |
マッチングサービス | ・自社のターゲット層に合ったインフルエンサーを紹介してもらえるので、自社で探す手間を省ける ・効果測定が可能なツールを使用できる |
・サービスの利用料金が発生する |
代理店 | ・自社に合ったインフルエンサーの選定だけではなく、効果測定まで全て行ってもらえる | ・質の低いインフルエンサーに出会ってしまう可能&炎上リスクが低い ・代理店に支払う費用が発生する |
自社商品・サービスのターゲット層に合ったフォロワーを抱えているインフルエンサーを見つけて、TikTok上でDMを送付して直接PR依頼をする方法です。
インフルエンサーにDMメッセージを送り、直接交渉していく手順は以下の通りです。
自社商品・サービスと関連しているハッシュタグなどで検索してみます。
依頼したいインフルエンサーが見つかったら、DMを送ってみましょう。
「一回だけ」「一人だけ」で決まる可能性は低いので、気になるインフルエンサーが複数いる場合は、積極的に送ってみることをおすすめします。
もし依頼を受けてもらえることになっても、それで終わりではありません。
実際に投稿してもらった後、必ず内容チェックを行いましょう。
もし、投稿内容に不備があった場合、その旨をしっかり伝え、訂正してもらいます。
無事に依頼が完了したらお礼を伝え、次にまた依頼を引き受けてもらえるように良好な関係性を築いておくべきです。
おすすめなのは、依頼が終わった後もインフルエンサーの投稿に「いいねをする」「コメントする」など、良い印象を持ってもらえるようにすることです。
「商品・サービスを狙ったターゲット層にPRしたい企業」と「TikTokでの影響力を駆使することで報酬を得たいインフルエンサー」をマッチングさせるプラットフォームがいくつもあります。
マッチングサービスからインフルエンサーに依頼する流れは、以下の通りです。
マッチングサービスに登録を実施します。
実績や在籍しているインフルエンサーなどを確認しておき、自社にあったサービスに登録するようにしましょう。
「自社商品・サービスの詳細」「ターゲット層」「KPI設定」「スケジュール」など、求める内容や効果について伝えます。
紹介したい商品・サービスを実際に体験してもらえるインフルエンサーを募集します。
応募してきたインフルエンサーの中から、効果を期待できそうで、自社に合ったインフルエンサーを選定します。
依頼したインフルエンサーから、商品・サービスの魅力を最大限に伝える投稿を行ってもらいます。
代理店は「インフルエンサーを紹介して終わり」ではありません。
どのようなプロモーションを行うべきかという提案、PR後の分析など、総合的なサポートを行ってもらえるのが特徴です。
代理店に依頼してインフルエンサーを見つける流れは、以下の通りです。
直接仕事を依頼したいインフルエンサーが見つかった場合の、DM・メールの例文を紹介します。
失礼がないように、またミスマッチが起きないように、下記ポイントをはっきりと伝えることが重要です。
〇〇(インフルエンサーの名前)様
はじめまして。 この度は、是非とも〇〇様に弊社商品・サービスのプロモーションをお願いしたく、ご連絡させていただきました。 〇〇様が提供している動画コンテンツを拝見したところ、ターゲット層を含め、弊社商品・サービスとの親和性があると感じたからです。 まずは弊社商品・サービスを無料にてお試しいただいた後、コンセプトに基づいたPR投稿をお願いできたらと考えております。 弊社HP:・・・ ご興味を持っていただけましたら、ご連絡いただけると幸いです。 なお、具体的な投稿内容や報酬などのご条件については、〇〇様と弊社の代表とで、一度お打ち合わせの機会を設けられればと思っております。 最後になりますが、〇〇様からのご連絡を心よりお待ちしております。 ××株式会社 電話番号: |
この章では、実際にTikTokのインフルエンサーに依頼するときの費用相場について確認していきます。
費用相場として一般的なのは、インフルエンサーの抱えているフォロワー数に単価を乗じて計算するケースです。
フォロワー数が多いほど「動画の視聴回数」「拡散力」が期待できるため、単価も高くなります。
インフルエンサーの種類 | 単価相場 |
---|---|
メガインフルエンサー | 4〜6円 |
ミドルインフルエンサー | 3〜5円 |
マイクロインフルエンサー | 2〜3円 |
例えばフォロワーが50,000人いるミドルインフルエンサーに依頼したい場合、費用は次のように計算されます。
(単価は4円と仮定)
50,000(人)×4(円)=200,000円
自社で準備できる予算、期待できる費用対効果をしっかり見極めた上で、どのインフルエンサーに依頼するか検討しましょう。
上記以外では、次のような料金形態もあります。
どの料金体系になるにせよ、インフルエンサーの希望に寄り添う形で決めるのが一般的です。
打ち合わせを行いながら、お互いが納得できる契約内容にしていきましょう。
この章では、料金形態以外に着目するべき依頼時のポイントを紹介します。
依頼したら終わりではなく、むしろスタートであることを忘れてはいけません。
必ず、PDCAを回していくようにしましょう。
PDCAとは、PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(分析)→ACTION(改善行動)を繰り返し行っていくことです。
そしてPDCAをうまく回していくためには、目標となる数字(KPI)の設定が必要となります。
「動画の再生回数」「いいね数」「投稿によって発生した売上」など、目指すべき具体的な目標を決めましょう。
フォロワー数が多いインフルエンサーに依頼すれば成功するというような、単純なものでは決してありません。
「得意としている投稿内容」「ターゲットとしている年齢や性別」「過去の実績」など総合的に評価した上で、自社の目的に合ったインフルエンサーを選定しましょう。
気になるインフルエンサーのフォロワーが自社の狙っているターゲット層であるかどうか、必ずチェックしましょう。
インフルエンサーが自社のターゲット層にまさにぴったりだったとしても、フォロワーもそうであるとは限らないからです。
また、過去にどのような投稿がされているかを確認することで、自社の商品・サービスとマッチしそうかどうか見えてきます。
エンゲージメントも合わせてチェックすると、さらに高確率で高い効果を得られるようになるでしょう。
この章では、TikTokでインフルエンサーを活用して成功した「3つの企業の成功事例」を紹介します。
出典:Tik Tok|ユニクロ
ユニクロがTikTokインフルエンサーを活用したのは、「UT」の認知獲得のためです。
「UT」とは、2003年に「ユニクロTシャツプロジェクト」としてスタートした、ユニクロのTシャツブランドです。
このUTの認知度を高めるため、グローバルインフルエンサーを選出するオーディションを開催しました。
応募条件は年齢や職業などは一切関係なく、ユニクロが指定した音楽を選び、動画を投稿するだけというシンプルな方法です。
その結果、たった2週間で20万件を超える動画投稿があり、UTの認知度UPに成功したと言えるでしょう。
2つ目の成功事例は、KDDIが展開しているauのサブブランドである「UQモバイル」です。
もともとUQモバイルは自社でTikTokアカウントを持っており、そこにユーザーに参加してもらうキャンペーン方式を取りました。
参加方法はとても簡単で、UQモバイルが指定したハッシュタグを付けてダンス動画を投稿するだけです。
とても多くの方が、キャンペーンに参加することになりました。
成功した要因として、もう一つ大切なことがあります。
それは、複数のTikTokerによるハッシュタグチャレンジです。
ハッシュタグチャレンジとは、企業が準備したハッシュタグについて、ユーザーに投稿を促す広告手法のことを言います。
「インフルエンサーの活用」と「ハッシュタグチャレンジ」の両方を活用して上手くいった成功事例と言えるでしょう。
出典:pluseau
プリュスオーはヘアケアブランドですが、インフルエンサー(NICOさん・TikTokフォロワー数は2022年12月時点で約150万人)とタイアップすることで成功しました。
1分という短時間の動画の中で、「使えるシーンの紹介」「使い方」「どこで購入できるか」などをコント形式で紹介しています。
販売感が少なく、自然な形で商品紹介をしているのが、数多くの方に視聴してもらえた理由なのかもしれません。
自社商品のイメージに合ったインフルエンサーを起用し、実際に使っているイメージを動画視聴者に持ってもらうことで成功した事例です。
今回の記事では、TikTokのインフルエンサーを活用したマーケティングについて、「インフルエンサーの種類」「依頼することのメリット&デメリット」「実際の成功事例」などについてお伝えしてきました。
10〜30代の若い世代が主なユーザーなので、その年齢層をターゲットにしている商品・サービスを展開しているのであれば要注目です。
もし気になるインフルエンサーがいるのであれば、費用の発生しない過去動画やフォロワーのチェックを行ってみるのも良いかもしれません。
弊社では、TikTokのインフルエンサーマーケティングの相談に乗っていますので、お気軽にご相談ください。
監修者プロフィール
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