リスティング広告
- 2024/2/9
- 2023/12/26
リスティング広告を自分で運用するには?インハウス化の...
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「リスティング広告の地域指定とは?」
「リスティング広告の地域指定をするとどうなるの?」
この記事を読んでいる方は上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?
今回は、リスティング広告の地域指定について解説させて頂きます。
INDEX
リスティング広告の地域指定とは、リスティング広告を配信する地域(都道府県や市区町村)を指定する設定のことです。
デフォルトの設定では、日本全国に配信する設定になっているので、地域指定の設定を行うことで、無駄な広告予算を使わない効率的な広告配信を行うことが可能となります。
リスティング広告のエリア指定については下記の記事を参考にしてください。
関連記事:リスティング広告のエリア指定とは?意外と知らない情報も紹介!
地域指定の設定は、実店舗を所有している場合やサービスの提供範囲が明確に決まっている企業にとって、設定必須の機能と言えます。
例えば、東京の渋谷にしか実店舗がない企業の場合、九州や四国などの地域に広告を配信しても実店舗に足を運んでもらえる機会はほとんどないと考えられるでしょう。
東京在住のユーザーに東京の渋谷にしかない実店舗に来店してほしいと考えている場合、地域指定を東京で設定することが好ましいと考えられます。
他にも、大阪と奈良と京都在住のユーザーに広告を出したいという場合には、地域を選択して効率的な配信ができます。
地域ターゲティングによって、実店舗に足を運んでくれる可能性の高いユーザーに効率的にアプローチでき、ターゲットとなる地域に対して限定的な広告配信が可能となるのです。
リスティング広告で地域を指定して配信を行う設定には、下記の大きなメリットがあります。
それぞれのメリットを詳しく解説していきます。
リスティング広告の配信地域を設定して限定的に配信をすることで、広告のターゲットとならない地域のユーザーへの配信を防げ、無駄な配信を減らせます。
リスティング広告を経由して、実店舗に来店してもらうことが目的の場合で考えてみましょう。
北海道にある美容室に来店してもらいたい場合、九州や沖縄などのユーザーに広告を配信しても集客は見込めません。
美容室は、わざわざ県外の店舗を選ばないことが理由に挙げられます。
この場合、北海道を配信地域に設定して、集客することが好ましい方法と言えます。
どの地域のユーザーに広告を表示させたいのかを考え、配信地域を選択すれば、無駄な配信を減らせるため、広告費の削減に繋がります。
配信地域を限定できるため、地域に適した広告配信が可能です。
全国的に複数の店舗を持つ企業の場合、地域に適した配信ができます。
例えば、居酒屋チェーン店であれば、海がある都道府県の店舗では海産物を大きく打ち出したメニューを配信し、地鶏が有名な件では地鶏メニューをおすすめするなど、店舗ごとにアピールが可能です。
店舗ごとの飲み放題・食べ放題キャンペーンや沖縄・北海道フェアなどの期間限定のイベントを配信できます。
戦略的に地域を設定して広告配信すれば、ターゲット層に広告が配信され、成果を向上させられます。
戦略なく地域を特に限定せずに広範囲に広告配信をすると、無駄な広告配信となってしまい、成果が上がらないでしょう。
配信したい地域が決まっている場合は、必ず配信地域を設定して、確実で効果的な広告運用を行いましょう。
リスティング広告の地域指定には、3つの分類があります。
この設定は、所在地あるいは関心対象地域がターゲット地域にあると判断されるユーザーに広告を配信できます。
3つの中で最も広く配信することが可能となる設定です。
下記の例で比較してください。
例 地域設定を「東京」に設定していた場合。
この設定では、関心のある人にも表示されるため、大阪にいたとしても表示されます。
この設定は、
に表示されます。
下記の例で比較してください。
例 地域設定を「東京」に設定していた場合。
この設定では、設定した地域にいない人には配信されない設定です。
デメリットが存在し、所在地が把握できないユーザーに対して広告が配信出来ないことです。
上記の例で解説すると、東京にいるが東京というキーワードを検索しても、所在地が把握できないユーザーの場合には配信が出来なくなります。
この設定では、
「ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザー」に対して広告を表示できます。
もしくは、関心を示しているユーザーに対して広告を表示できます。
例 地域設定を「東京」に設定していた場合。
基本的に検索キーワードに地域名が入っていれば、表示されるような設定です。
また、Googleによって指定した地域に興味があると判断された場合にも配信されます。
ただし、逆に言うと、地域名を検索していない場合には、Googleによって地域に関心がないと判断された場合には広告が表示されません。
旅行会社などのリスティング広告では、活用される場合がある設定です。
Google広告とYahoo!広告、それぞれのリスティング広告における地域設定方法を解説していきます。
Google広告の地域設定方法手順は以下の通りです。
それぞれの手順を画像付きで見ていきましょう。
出典元:Google広告
Google広告の管理画面の左側にあるメニューの【地域】を選択します。
出典元:Google広告
地域設定画面の左上にある鉛筆マークを選択しましょう。
出典元:Google広告
【キャンペーンを選択】をクリックすると、ポップアップが表示されます。
表示されたポップアップの中から対象となるキャンペーンを選択しましょう。
配信する地域・住所による配信エリアの設定方法を解説します。
出典元:Google広告
設定方法から【住所】を選択し、「ターゲットにする地域を入力してください」と表示された部分に、地域名を入力しましょう。
地域の候補が表示されるため、その中から配信地域を選びます。
出典元:Google広告
複数の地域を一括登録ができます。
設定方法から【住所】を選択し、【場所を一括で追加】にチェックを入れると、入力エリアが表示されます。
1行に1ヶ所ずつ地域を入力して登録が可能です。
Google広告の配信地域を半径(距離)で設定する手順は以下の通りです。
画像付きで設定方法を解説していきます。
出典元:Google広告
地域設定画面で【範囲】を選択しましょう。
配信の対象となる地域名や住所、半径(km)を入力します。
出典元:Google広告
ピンモードでは、地図上から配信対象のエリアを選択可能です。
【範囲】を選択し、【ピンモード】を使用して画面左下の【保存】を選択します。
Google広告で配信したくない地域を除外する設定方法は以下の通りです。
手順を画像付きで解説していきます。
出典元:Google広告
管理画面の左メニューの【地域】の中にある【除外】を選択し、画面の左上にある【鉛筆マーク】をクリックしましょう。
出典元:Google広告
【キャンペーン】を選択し、表示されたポップアップから該当のキャンペーンを選びます。
出典元:Google広告
除外したい地域を入力し、【保存】を選択すれば設定完了です。
ちなみに、半径(距離)での指定はできないことを知っておきましょう。
Google広告で除外するユーザーの条件を設定する方法は以下の通りです。
設定方法を画像付きで解説していきます。
出典元:Google広告
管理画面の左メニューの【キャンペーン】を選択しましょう。
ユーザーの配信条件を変更したいキャンペーンを選択します。
出典元:Google広告
左メニュー【設定】を選択し、【地域】を表示させましょう。
出典元:Google広告
【地域の設定】を選択して、除外ユーザーの条件を選択していきます。
地域設定はキャンペーン単位で行うため、複数のキャンペーンで同一の配信地域を設定したい場合は、一括で変更しましょう。
設定方法を画像付きで解説します。
出典元:Google広告
管理画面の左メニューにある【設定】の【キャンペーン設定】を選択し、表示されたキャンペーン一覧から配信地域を変更をしたいキャンペーンを選びます。
出典元:Google広告
画面上部の「編集」から、「地域の変更」を選択します。
出典元:Google広告
3つの設定方法から選択しましょう。
次にYahoo!広告の地域設定方法の手順を確認していきましょう。
新しい広告管理ツールと従来の広告管理ツールで手順が異なります。
まずは新しい管理ツールでの地域設定方法をみていきます。
新しい広告管理ツールにおける地域ターゲティング設定方法は以下の2種類です。
次に従来の広告管理ツールでの設定手順は以下の通りです。
文章で解説していきます。
キャンペーンの作成や編集時に表示される画面で、【設定する(選択した地域に表示)】を選択すれば、地域ターゲティングの設定画面が表示されます。
初期設定では【設定しない(すべてに表示)】になっており、地域に関係なく全てのユーザーを対象に広告を配信する設定です。
配信する地域や配信を除外する地域の選択の他に、配信地域への入札価格調整率の指定もできます。
リスティング広告には、除外地域指定という設定があります。
除外地域設定とは、指定した地域に対して広告を配信をしないようにする設定です。
この設定では、最も広く除外しやすくなる設定です。
先ほどの例で解説していきます。
例 除外地域設定を「東京」に設定していた場合。
サービス対象外の地域がある場合に有効となる設定です。
この設定では、設定した地域に実際にユーザーがいる場合に広告が配信されなくなる設定です。
例 除外地域設定を「東京」に設定していた場合。
旅行サービスなどで設定してしまうと、お問い合わせなどに繋がる可能性があるユーザーに対しての広告が配信出来なくなってしまうので、注意しましょう。
基本的には近隣からの来店がメインのサービスであれば、活用する場合もある設定です。
リスティング広告においては、入札単価調整という設定があります。
商材やサービスによっては、地域によってお問い合わせ数やお問い合わせ率、お問い合わせ単価などが変動する場合があります。
その場合に、よりお問い合わせ単価が安い地域では入札単価を増加し、より多くのお問い合わせを稼ぐ方法を取ることがあります。
一方で、お問い合わせ単価が高騰してしまう地域によっては、入札単価を下げるという操作を行う場合があります。
リスティング広告では、地域指定以外にも入札単価の調整が出来るものはいくつかあります。
闇雲に配信から除外してしまうよりも、入札単価の調整で対応する方が効果的な広告配信が出来る場合がありますので、注意しましょう。
店舗ビジネスでは、いくつかの設定を行うことでより効果的な広告配信を行うことが出来るようになります。
具体的には、下記のような設定があります。
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
店舗ビジネスでは、いくつかの設定を行うことでより効果的な広告配信を行うことが出来るようになります。
具体的には、下記のような設定があります。
プレースメントターゲットとは、どういったサイトに対してディスプレイ広告を配信するかを決める設定です。
例えば、美容室の場合では近くに住んでいるユーザーが来店に繋がる場合ということが多いです。
その場合、美容系のサイトに対して、ディスプレイ広告を配信することも効果的ですが、地域の情報発信サイトに広告を配信することも効果的です。
このような広告配信先を設定することが、プレースメントターゲット設定です。
プレースメントターゲットの設定方法は次の通りです。
住所表示オプションとは、リスティング広告の掲載欄に住所を表示することが出来る機能です。
上の画像の赤い四角で囲んだ部分が住所表示オプションです。
店舗ビジネスでは、近くに店舗があった場合に、
「行ってみようかな」
となる場合が多いです。
リスティング広告の掲載欄に住所を表示することで効果が上がる場合は非常に多いでしょう。
住所表示オプションの設定方法は次の通りです。
電話番号表示オプションとは、リスティング広告の掲載欄に電話番号リンクを掲載する広告です。
緊急性の高いサービスの場合は、電話番号リンクを表示することで効果の上がる場合があります。
何故なら、鍵修理や水道修理や病院などの場合、サイトを見てお問い合わせフォームを探すより、電話の方が早いからです。
上の画像の赤い四角で囲った部分が電話番号表示オプションです。
電話番号表示オプションの設定方法は次の通りです。
電話発信コンバージョンは、サイト内の電話番号リンクのクリック数をコンバージョンとして計測する機能です。
店舗ビジネスでは、サイト内に電話番号を掲載している場合もあるかと思います。
そのコンバージョンを計測していない場合には、設定することをおすすめします。
電話発信コンバージョンの設定方法は次の通りです。
来店コンバージョン計測とは、実際に店舗に来店しているかどうかを計測する機能です。
これまでのリスティング広告では、実際に来店に繋がっているのかは計測できませんでした。
ただし、最近になって来店まで計測できるようになりました。
きちんと設定して、最終的なコンバージョンまで計測するようにしましょう。
来店コンバージョン計測の仕組みは、以下の通りです。
ローカル在庫広告とは、Google Marchant Centerと連携することで、配信出来るようになる機能です。
商品情報と共に在庫情報を一緒に配信出来る広告です。
物販系の店舗ビジネスの場合には、実装することでユーザビリティを向上することが可能となるでしょう。
ローカル在庫広告の設定方法は次の通りです。
リスティング広告で地域指定を行う際には、下記の気をつけておくべき注意点があります。
それぞれの項目を詳しく解説していきます。
地域を指定して広告配信を行うことで、配信地域を指定しない場合よりも広告の配信量が減少します。
無駄な広告費を削減しながら、ターゲット層への広告配信ができるので費用対効果は高まりますが、広告配信の対象となるユーザーを絞り込むことで、機会損失の可能性があるため注意が必要です。
地域指定をしていなければ、多くのユーザーに広告が表示され、コンバージョンに繋がるユーザーにも広告が配信されていた可能性があることを知っておきましょう。
極端に配信エリアを絞り込みすぎると、とりこぼしが発生する可能性があるため注意が必要です。
例えば、飲食店の場合、実店舗がある都道府県に隣接する県に住むユーザーもターゲットとなる可能性があります。
この場合、実店舗がある都道府県だけでなく近隣の県にも広告配信ができるように設定しておく方が良いと考えられるでしょう。
費用対効果を狙った、あまりにも極端な配信エリアの絞り込みは、機会損失に繋がるため注意が必要です。
地域設定については、正確ではなく誤差があることを念頭に置いておきましょう。
地域については、ユーザーの設定や使用デバイス、位置情報やプラットフォームにおける検索行動などのデータから推定されているものなのです。
あらゆるデータから推定されているため、多少の誤差が生じることがあり100%正確な絞り込みは困難です。
例えば、県境のユーザーの場合、配信したいユーザーに広告表示されず、ターゲット層ではないユーザーに広告が表示されることが起こりえます。
多少の誤差を加味した上で地域設定を行うことがおすすめです。
配信したい地域が決まっており、限定的な地域のユーザーに広告配信をしたい場合があったとしても、あまりにも狭い範囲では地域設定ができないことを知っておきましょう。
Googleによってユーザーのプライバシーの保護のため、指定する地域の面積に制限が設けられていることから、狭い範囲のユーザーに対するアプローチはできません。
地域設定で絞り込める範囲には限度があることを知っておきましょう。
今回は、リスティング広告の地域指定について詳しく解説させて頂きました。
今回紹介した機能などは、店舗ビジネスでは非常に重要な機能です。
設定することで、より高い費用対効果を発揮することが可能になるかと思いますので、是非設定しましょう。
リスティング広告では、今回解説したような細かい設定が非常に多く存在します。
そのような運用の人手が足りないという方は、是非代理店のご利用をご検討ください。
弊社では、現状の状況をご丁寧にヒアリングさせて頂き、最適な集客プランをご提案させて頂きます。
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