Facebook広告
- 2024/2/9
- 2024/2/1
Facebook広告とは?【特徴から運用法までこの記...
監修者プロフィール
「広告を配信するターゲットが分からない」
「まだ、ターゲットに出来ていない新規の顧客に広告を配信したい」
「コンバージョンを見込める顧客に広告を配信したい」
この記事を読んでいるということは、上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?
Facebookには、コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスと3つのターゲティングがあります。
今回は、その中でも優良な新規見込み客を見つけ広告配信をする場合にピッタリの類似オーディエンスについて紹介をします。
是非、参考にして下さい。
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関連記事:Facebook広告とは?【特徴から運用法までこの記事だけで理解できます】
関連記事:Facebook広告のコアオーディエンスの設定方法【成果が出るターゲティング方法とは!?】
関連記事:Facebook広告のカスタムオーディエンス完全マニュアル
INDEX
Facebook広告の類似オーディエンスは、ユーザーに共通する趣味・関心などをFacebookが探し出し、共通点が多い他のユーザーに広告を配信する機能です。
例えば、以前に1万円の商品の広告を出し、ある程度広告により、コンバージョンを見込めたとします。
その時にコンバージョンしたユーザーのデータをもとに、その商品を購入した人と近いユーザーをFacebookが見つけて、その人達に広告を配信するというのが、類似オーディエンスです。
これは自社の商品を購入したユーザーや見込み客の情報をソースとして登録すれば、同じようなユーザーに広告を配信できるということです。
つまり、興味を持ってもらえる確率が高く、配信の効果が見込めるのです。
当然ですが、購入者リストと似ているユーザーに広告を配信するわけですから、効果がないわけがありません。
類似オーディエンスは、Facebook広告の中でも一番反応が取れるターゲティングと言われています。
出典元:類似オーディエンスのしくみについて/Facebook広告
Facebook広告の類似オーディエンスは、ユーザーデータを指定して、指定したユーザーと似ているユーザーに広告を配信する機能です。
例えば指定ユーザーを下記の内容で設定したとしましょう。
ユーザーの条件を絞り込んでいくことで、指定したユーザーと似ているユーザーに広告が配信されるため、効果的な広告運用が可能となります。
Facebook広告の類似オーディエンスのターゲットについて、類似オーディエンスの設定を行う前に、一つだけターゲットについて覚えておきましょう。
類似オーディエンスには、下記のような10種類のターゲットがあります。
1%というのは、もとのソースにコンバージョンがあったユーザーに非常に近いという事です。
その分人数は少なくなります。
10%というのは、ソースのデータのユーザーとは、少し類似度が小さくなるが、その分、広告を配信出来るユーザーは多くなるという事です。
この「%」は類似オーディエンスを設定する上で非常に重要になってくるのでしっかり理解をしましょう。
Facebook広告の類似オーディエンスは、効果的に活用しなくては意味がありません。
類似オーディエンスの効果を十分に発揮するために、目的を明確にして活用しましょう。
Facebook広告の類似オーディエンスは、まだ、ターゲットに出来ていない新規顧客を獲得したいという時に非常に効果的です。
元々コンバージョン率が高いデータをもとにオーディエンスを作成するので、現状どんなユーザーに対してコンバージョンがあるのか自社で調査分析をしなくても良いというメリットもあります。
類似オーディエンスは、Facebook広告管理の手間を省きたい時にも有効です。
類似オーディエンスはソースオーディエンスを参照して作成されると、3~7日ごとに自動的にリストを更新をします。
ソースデータに変化が合った場合などは、それを加味して類似オーディエンスも変更されるので手動で変更する必要がなく、時間を掛けていけばコンバージョン率がどんどん高くなるオーディエンスの設定も可能になってきます。
類似オーディエンスは、ターゲティングの確度(類似性)を高めたい時に効果的です。
類似オーディエンスで広告配信を行う時は、類似度が高いリストから配信を始めることが重要なポイントになります。
類似度とは、指定したユーザーリストとどのくらい類似しているかを、【1%~10%】で表したものです。
リストを作成する際に指定できます。
【類似度】
母数 | 上位1%~10% | 類似が最も高い数値 |
---|---|---|
Facebookに登録している全てのユーザー(登録地域:日本など) | 指定ユーザーに類似しているユーザー | 類似度1% |
類似度によって配信対象となるユーザー数が変化し類似度が高いユーザーは、数が少なくなるため、ターゲティングの確度が高まります。
類似オーディエンスを活用する際は、確度が高くユーザー数が絞り込まれている1%から広告配信することがおすすめです。
類似オーディエンスで確度の高い1%から広告配信を行い、一定の成果を得られてきた時に、類似オーディエンスの拡張を行っていきましょう。
類似オーディエンスの拡張は、確度の高さを下げていく方法が適切です。
例えば、確度1%で一定の成果を得られてきたら、次は確度2%に変更して広告配信を行います。
いきなり大幅に確度を変えるのではなく、1%から2%、2%から3%と段階的に変更していきましょう。
類似オーディエンスの拡張を行うタイミングとしては、配信している類似度で一定の広告成果が得られ、安定してきた時です。
類似度が高い順から広告配信を行っているため、確度が高い類似度で思うような成果がでていなければ、確度を下げていくことで成果が上がる可能性は低いでしょう。
確度が最も高い類似度1%でも成果がでない場合は、見直しが必要です。
設定の組み合わせによって、配信対象の範囲が狭くなりすぎている場合は、上記の見直しによって改善が見られる可能性があります。
他にも、データの蓄積が少ない場合、類似オーディエンスの成果が得られないケースがあります。
例えば「商品を購入したユーザー」と設定している場合、商品を購入したユーザーが少なければ精度が落ちてしまいます。
そこで、「フォームを訪問したユーザー」など、ユーザーの幅を広げることで精度を上げられ、一定の効果が期待できるでしょう。
①ビジネスホームの「オーディエンス」をタップします。
出典元:Facebook広告
②オーディエンス作成の中にある「類似オーディエンス」をタップします。
出典元:Facebook広告
③類似オーディエンス作成画面が立ち上がりますので、類似オーディエンスのソースを選択します。
出典元:Facebook広告
④顧客リストなどのソースをアップロードします。
出典元:Facebook広告
➄ターゲット地域選択で配信のターゲットにする国を選択します。
出典元:Facebook広告
⑥冒頭でも触れたオーディエンスサイズの選択をします。
出典元:Facebook広告
⑦最後に「オーディエンスを作成」をタップすれば完了です。
出典元:Facebook広告
最後に、Facebook広告で類似オーディエンスを作成する際の注意点やポイントについて紹介します。
類似オーディエンスの元になるソースにはカスタムオーディエンスを使用できます。
(ピクセルデータ、モバイルアプリデータ、ページのファンから作成されたものを除く)
類似オーディエンスを使って、海外への広告配信を考えていない方は、日本(JP)を選択しましょう。
注意点として、指定した国のオーディエンスが100人以下になると、類似オーディエンスを作成する事が出来ません。
冒頭でも触れた類似オーディエンスサイズは、始めは1%~2%で設定することをお勧めします。
10%に近くなれば、その分広告を多くの人に配信出来ますが、そこまで広げてしまうと類似オーディエンスの意味がなくなってしまうので、始めは少ないオーディエンスサイズから作成してみましょう。
コンバージョンユーザーの除外をすることで無駄なコストをかけることなく、ターゲットとなるユーザーに広告を配信できるようになります。
類似オーディエンスを作成済みのコンバージョンピクセルから作成した場合は、ソースオーディエンスに含まれるユーザーは除外されない仕組みです。
例えば、会員登録が目的の場合、一度登録した人に繰り返し広告配信しても意味がありません。
会員登録が目的の場合は、会員登録しているユーザーを除く必要があります。
コンバージョンユーザーの除外手順は下記の通りです。
【コンバージョンユーザーの除外設定手順】
ユーザーがどのサイトを閲覧したかなど、行動履歴を知ることができるサードパーティーcookieを活用して、特定のユーザーに広告を配信するリターゲティングが難しくなっています。
サードパーティーcookieによるリターゲティングが難しくなっている背景には、個人情報保護の問題があります。
Webサイトを離れたユーザーを追跡できるサードパーティーcookieの利用は、プライバシーの侵害にあたるのではないかという考えが欧州で広がっているのです。
関連記事:Facebookのリターゲティング広告でCVをアップしよう!【出稿方法を分かりやすく解説】
Cookieは、Webサイトにアクセスしたユーザーのサイトの閲覧履歴や操作履歴などの情報を、一時的にブラウザに保存するテキスト形式のファイルです。
企業はCookieを活用することで、ユーザーの閲覧履歴を分析できるメリットがあります。
ユーザー側も、一度ログイン情報を登録したサイトに再度訪問した際に、もう一度IDやパスワードを入力する手間が省けるというメリットがありました。
Cookieは、下記の2種類あります。
問題視されているのは、ユーザーが閲覧したサイト以外の第3者がユーザー情報を得ることができる、サードパーティーCookieです。
サードパーティーCookieが規制される理由は以下の3つがあります。
まずは、ユーザーのプライバシー侵害問題です。
閲覧していないサイトを有する企業もユーザーの情報を知ることができる機能であるため、プライバシー侵害にあたるのではないかと考えられています。
また、ユーザーの閲覧履歴などから、好みのコンテンツや広告を表示することで、思想をコントロールしてしまう恐れがあるという懸念もあります。
他にも、ユーザーの趣味嗜好に合わせた商品や情報、サービスを表示することによって、偏りがでる恐れがあるのです。
これらの理由からサードパーティーCookieの規制が進んでいます。
Cookieの規制内容について、Google社の【Chrome】、Apple社の【Safari】、Mozilla社の【Firefox】、Microsoft社の【Edge】のサードパーティーCookieに対する規制内容を確認していきましょう。
社名・システム名 | 規制内容 | 規制時期 |
---|---|---|
Google社【Chrome】 | 2024年に廃止する実験を開始する | ・2024年第1四半期からユーザーの1%でテストを実施 ・第3四半期から段階的に廃止 |
Apple社【Safari】 | 完全に廃止 | 2020年3月時点 |
Mozilla社【Firefox】 | ・規制はまだ行われていない ・ブラウザの初期設定がトラッカーのCookieをブロックする仕組み ・トラッカー以外のサードパーティーCookieはサイトごとに隔離される設定 | 全面的な規制はまだ行われていない |
Microsoft社【Edge】 | ChromeのサードパーティーCookie規制に追従する可能性があると考えられる | ChromeのサードパーティーCookie規制に追従する可能性があると考えられる |
Apple社の【Safari】は、2020年3月時点でサードパーティーCookieを完全にブロックしています。
Google社の【Chrome】も、2024年からサードパーティーCookieを廃止するテストを実施するとしており、サードパーティーCookie廃止への動きがより一層加速していくことと考えられます。
今後もそれぞれの企業の動きに注目しましょう。
Google広告は、2023年5月1日よりGoogle 広告での類似オーディエンスセグメントの生成を停止、2023年8月1日よりすべての広告グループとキャンペーンから類似オーディエンスセグメントを削除しています。
廃止の理由としては、サードパーティCookieの廃止に伴って、自動化されたソリューションへ徐々に移行することで、プライバシーに対する人々の期待に応えられるようにすることとしています。
類似オーディエンスセグメントの代替え機能は、【最適化されたターゲティング】【オーディエンス拡張】【スマート自動入札】のソリューションです。
最適化されたターゲティングを利用すると、コンバージョンに至ったユーザーの最近検索語句や、キャンペーンのリアルタイムのコンバージョンデータに基づいて、コンバージョンを達成できる可能性の高い新規ユーザーにリーチできます。
さらに、オーディエンスセグメントを取り込むことで、これまでリーチできていなかったユーザーにもリーチ可能となり、キャンペーンの成果を高める効果が期待できます。
【最適化されたターゲティングのパフォーマンスの確認方法】
最適化されたターゲティングのパフォーマンスを確認する際の注意点は、管理画面で内訳の確認はできず、合計のみが表示される点です。
オーディエンス拡張機能を使用することで、多くのユーザーに効率的にリーチできるようになります。
オーディエンス拡張機能は、オーディエンスセグメントを手動で選択して類似したオーディエンスセグメントにリーチを広げる仕組みです。
リーチが拡大されるため、コンバージョン数を増やせる効果が期待できます。
スマート自動入札とは、オークションごとに、コンバージョン数重視またはコンバージョン値重視の最適化を行う仕組みで、最も有効的な顧客にリーチすることが可能です。
Cookieが規制されることで考えられる問題点は以下の通りです。
サードパーティーCookieに依存した、リターゲティング広告運用を行っていた企業は大きな損失となるでしょう。
サードパーティーCookieによって得られていたトラッキングデータを基にユーザー分析を行ったり、データを利用することができなくなるため、サードパーティーCookieに依存しないリターゲティング広告運用を行っていく必要があります。
Cookieが規制された後の広告運用の代替策は以下の事柄が挙げられます。
純広告を活用してユーザーにリーチする方法、検索エンジンにユーザーが検索したキーワードに対して連動する検索連動型広告を活用していく方法があります。
他にも、PMP(プロジェクトマネジメント)を導入することを検討してみても良いでしょう。
プロジェクトマネジメントとは、納期や予算などを守りながら、プロジェクトを計画通りに進めて成功させるためのプランを立てて、人員や進捗状況・品質やコスト全てを管理することを指します。
プロジェクトマネージャーは、実務には携わらず、プロジェクトの総合的な管理を行います。
プロジェクトが計画通り滞りなく進むこと以外にも、リスクへの対応などをしていく必要があるため、豊富な知識がなくてはなりません。
プロジェクトマネジメントを導入することで、広告運用をスムーズに行うことができるでしょう。
自社での広告運用の体制を強化するためにおすすめです。
Facebook広告の類似オーディエンスを活用した成功事例を3件紹介します。
それぞれの成功事例を見ていきましょう。
出典元:iHeartDogs
iHeartDogsは、動物保護を行っている団体です。
iHeartDogsは、Facebook広告で類似オーディエンスを活用して、ユーザーの興味関心を惹くことに成功しています。
動物愛護に関する情報や動物保護活動についても発信しています。
SNSを積極的に活用して、多くのユーザーに動物保護や動物愛護に関する情報を発信し続けることで、ユーザーにアピールできた事例です。
出典元:ワールド・ファミリー株式会社
ワールド・ファミリー株式会社は、幼児向けの英語教材を販売している会社です。
ワールド・ファミリー株式会社は、既存顧客に基づき、Facebook広告で類似オーディエンスを作成することで、商材に対して興味関心の高いユーザーへの広告配信を成功させています。
Webサイトでのコンバージョンを2.4倍増加させ、Webサイトの訪問増加率を19%アップさせました。
広告配信する対象ユーザーを最適化して成功した事例です。
出典元:BASE
BASEは、中小企業向けのECサイトプラットフォームです。
Facebook広告の類似オーディエンスを活用し、既存顧客と見込み顧客に類似しているユーザーに広告配信を行いました。
結果、コンバージョンの最大化に成功し、アプリを1インストールする際のコストの削減とアプリインストール数を3倍に増加させています。
類似オーディエンスには、いくつかの注意点があります。
もとになるソースオーディエンスが100人以上でなければ、類似オーディエンスは作成する事ができません。
また、類似オーディエンスは、もとになるソースデータが非常に重要で人数が多ければ多いほど、精度も上がります。
Facebookでは500人以上のソースオーディエンスを推奨しています。
元になるソースオーディエンスがない方は、まずカスタムオーディエンスの作成から始めましょう。
関連記事:Facebook広告のカスタムオーディエンス完全マニュアル
類似オーディエンスには、その他にも注意点がありますので、確認しておきましょう。
Facebook広告の類似オーディエンスについて紹介させて頂きました。
類似オーディエンスは、「まだ、ターゲットに出来ていない新規の顧客に広告を配信したい」「コンバージョンを見込める顧客に広告を配信したい」という方に非常におすすめのターゲティングです。
しかし、もとになるソースオーディエンスがないと利用できないという注意点もあります。
類似オーディエンスで広告を配信してみたい方は、まずは、顧客データを取る為に通常の広告配信から始めてみましょう。
広告配信運用などで分からない事があれば、弊社が無料にて相談に乗っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
監修者プロフィール
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